野津田公園で顕微鏡観察教室!


2019年8月24日(土)町田市立野津田公園にて顕微鏡観察教室の講師を務めました。参加してくれた子供たちは誰一人顕微鏡を触ったことがないとのこと(スマホ顕微鏡なんかは別です)。どうなることかと思いましたが…。

【まずは顕微鏡についての話しと使い方を説明】

今回参加してくれた子供たちはまだ学校でも顕微鏡を使ったことがないとのこと。とにもかくにも最低限の使い方を覚えてもらわなければ始まりません。内容としては「これで使える顕微鏡・初級編」のお話しをしました。

【ミジンコでスタート】

とりあえず今私が一番よかれと思うのはミジンコで始めることです。ボトルの中で何かいると分かる小さな粒をまずは水槽に入れて見てみます。これでだいたいの体の作りや泳ぐところが見られます。
それからさらに顕微鏡を使って体のいろいろな部分を観察していきます。とはいえ最初スポイトの使い方を知らない子がいるとは想定外。あれれと思ったのですがみんなすぐにマスターして捕まえてくれました。

【いよいよ顕微鏡を使ってみる】

ミジンコを観察できたら次は植物プランクトンです。まずは純粋培養されたミカヅキモやミクラステリアスなどで対物レンズを40倍までアップする練習。そして琵琶湖のプランクトンを使っていろいろなものを探してもらいました。
4倍で探して真ん中にもっていって10倍、さらに40倍という動きに慣れてくるとどんどん探すのが楽しくなったようです。あとは検索表を見たり本でもっと調べたりと私の伝えたかったことも思った以上に実践してくれました。
きっちりと時間を決めていたわけではないのですが休憩なしで約1時間半。ここで止めなければまだまだ見続けていそうな子もいて顕微鏡の楽しさを伝えられたと感じられました。

【大型液晶モニターにもミジンコが!】

野津田公園と言えばサッカーJ2町田ゼルビアのホームグラウンド! お遊びでスタジアムの大型液晶モニターにもミジンコを映し出しました。この日グランドでいろいろな競技を練習していた人たちからもオオーッと歓声が上がったようです。

【スタッフにも楽しんでいただきました】

スタッフにも空いていた顕微鏡を使っていただきました。普段はめったに使うこともないもの。とても楽しんでいただけたようです。中でもお一人は本来はお休みの日だったにもかかわらず前回の食虫植物の会が楽しかったことと顕微鏡への興味からわざわざ来てくださったとのこと。満足したと言っていただきこちらもたいへん嬉しく思いました。