顕微鏡観察シリーズ|ミジンコ・コレクション

新たなミジンコに出会うこともあり少しずつですが撮影した数も増えてきたので一覧を作ってみました。(2017.9.4 Start)
近い仲間のちょっとした違いや少し離れたものなどをご覧ください。

【ミジンコ:Daphnia pulex】(リンクあり)

ミジンコの中のミジンコで、Daphnia pulexは和名で「ミジンコ」と呼ばれます。「ミジンコ」という言葉ははいろいろな種類の「ミジンコ属全般」を指すこともあるので、本当は花里孝幸先生が提唱しているように「マミジンコ」とした方が紛らわしくないと思います。
[入手先:坂田明さんとA公園の池で採集]

【タイリクミジンコ:Daphnia similis】(リンクあり)

Daphnia pulexと大きさなどよく似ていて肉眼では見分けがつきませんが、顕微鏡(もしくは実体顕微鏡)で見れば頭部の丸みがハッキリ違うことが確認できると思います。
夏の暑さにも冬の寒さにも強いという印象があり飼育は容易と感じます。これは私の周りのミジンコ好きも同意されています。
[入手先:坂田明さん]

【マギレミジンコ:Daphnia ambigua】

【カブトミジンコ:Daphnia galeata】

頭部が尖っているのがカブトミジンコの特徴かと思っていたのですが、これは防御形態とのことです。(近々非防御形態との比較を示したいと思います)

【プリカリア ミジンコ(オオビワミジンコ):Daphnia pulicaria】

第5回ミジンコ合宿で観察したものです。
欧米の湖や池に昔からたくさん生息しており、琵琶湖には1999年に入ってきた外来種とのことです。(琵琶湖環境科学研究センター・一瀬諭先生より)
体長1.4〜4.2mmの大型種とのことで、どうもピペットで捕まえた時に殻刺を折ってしまったようです…ゴメンね。

【アオムキミジンコ:Scapholeberis mucronata】

『ミジンコ図鑑(共立出版)』には『・・・水面に仰向きに懸垂して・・・』という行動から和名がついたようです。
腹側がまっすぐな形態的特徴をもっています。Daphnia pulexなどと比べると小さく厚みがあるので写真での表現が難しいものの1つです。
[入手先:大竹裕里恵さん]

【オカメミジンコ:Simocephalus vetulus】(リンクあり)

オカメという名前にふさわしい顔立ちです。身体が四角っぽく、ちょっと拡大すると単眼の特徴=他の多くは小さく丸いですがオカメミジンコでは細長いのが見て取れます。
ミジンコの仲間は左右の第二触角をバタフライのように動かしてピョンピョンと泳いでいるのを肉眼でも見ることができますが、オカメミジンコは直線的に進んでいきます。
[入手先:坂田明さん]

【ゾウミジンコ:Bosmina longirostris】

メスの体長が0.32〜0.82mmと小型であるため動物プランクトンを餌とする魚が生息する湖などで多く見られるそうです。
逆にケンミジンコなどに補食され、吻を伸ばした捕食防御形態を取ることなどが知られています。

【マルミジンコ:Chydorus sp.】

沿岸性で水草にしがみつき這い回っているそうです。ただ私自身は近くの池の水をすくってきて見たことがけっこうあります。

【アミメネコゼミジンコ:Ceriodaphnia reticulata】(リンクあり)

私がAxioPlanを導入して初めて見たミジンコが坂田明さんに分けていただいたアミメネコゼミジンコです。殻の網目模様を見て「さすがはアミメネコゼミジンコ!」と思ったのですが、その後どのミジンコを見ても網目構造があるので名前の由来を不思議と感じています。
上から見ると丸っこくて可愛いです。
[入手先:坂田明さん]

【ニセネコゼミジンコ:Ceriodaphnia dubia】

【タマミジンコ:Moina macrocopa】(リンクあり)

「タマ」という名の通り背中がパンパンにはち切れそうなほどたくさんの卵~子供を抱えているものが見られます。(ということでいずれ差替えるつもりです)
[入手先:Fゆかりさん]

【スカシタマミジンコ:Moina micrura】

【ケンミジンコ:Cyclops sp.】

ケンミジンコの仲間です。ミジンコという名前はついていても「ミジンコ」「カイミジンコ」「ケンミジンコ」は分類上はだいぶ離れた種になります。
ミジンコの仲間と比べると泳ぐのが圧倒的に速くピペットでつかまえるのは困難です。
肉食性のものは小型のミジンコを食べてしまうので、採集後両者を混ぜておくといつの間にかケンミジンコだけになってしまいます。

【ウミホタル:Vargula hilgendorfii】


[入手先:第4回ミジンコ合宿・茅ヶ崎にて採集]