顕微鏡観察シリーズ|タマミジンコ(Moina macrocarpa)

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【分類と形体】

ミジンコと同じ双殻目(Diplostraca)/枝角亜目(Cladocera)ですが、タマミジンコ科(Moinidae)/タマミジンコ属(Ceriodaphnia)に分類されます。
体長はメスで0.8~1.4mm、オスは0.6~0.8mmほどです。
名前の通り丸い形をしています。

【オスと休眠卵】

ミジンコ属のオスは概して第一触角が長いのですがタマミジンコのオス(左)ではそれが顕著です。
休眠卵(右)は1つの鞘に1つ入っています。
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【複眼の発生過程】

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ミジンコの複眼は発生初期には2つあります。これがやがて融合して1つの複眼になるのです。

コンテンツ詳細

撮影・編集 忍足和彦
観察機材 顕微鏡(明視野/暗視野)・実体顕微鏡
更 新 2015年2月5日
参考資料 日本産ミジンコ図鑑(共立出版)
日本淡水産動植物プランクトン図鑑(名古屋大学出版会)
日本の淡水プランクトン(合同出版)
坂田明さんのホームページ:http://www.akira-sakata.com/daphnia/

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