ピーク・ワイドスタンドマイクロスコープをプチ改造


私がフィールドで使う顕微鏡の中でトータルバランスが良いのはDSM-1なのですが目的次第では他の候補もいくつかあります。その1つがピークのワイドスタンドマイクロスコープ(WSMS)です。ちょっとしたイベントではDSMを初心者さんに持たせるのも心配。そんな時でもWSMSならまあいいかなと。
あれこれ使っていると気づくところもあり。私の使い方を紹介してみます。(2022.9.1×〜)

【WIDE or NOT に注意!】

私のWSMSを見た方がこれはいいとヤフオクで落札したところ違うものが届いたそうです。実はピークにはワイドスタンドマイクロスコープとスタンドマイクロスコープ(SMS)と写真だけでは見分けにくいものが存在します。
WSMS(左)は大型で公称値が172mm×63mmφ、SMS(右)は122mm×42mmφです。この2つは大きさ以上に違うところがあるのです。

【WSMSをカスタマイズ:レンズ交換で性能アップ】

WSMSは対物、接眼レンズがRMSに準じているので他社のレンズとの交換も可能です。そこでWSMSにNikonS型などに使われているものの中から汚しても壊しても惜しくないものに付け替えました。これで光学性能が格段にアップします! 厳密に言えば鏡筒長は正規の長さに足りないのですがオリジナルレンズと比べれば雲泥の差です。
フィールドに持ち出す時は対物レンズ交換=ネジを回す手間がかかるので4倍か10倍に決めうちして持ち出し、倍率調整は普段行わない接眼レンズ交換で対応=5、15倍を持っていきます。

【真似はしないでくださいね!:工作精度が素晴らしい!】

実はWSMSの工作精度はかなり高いと思われます。何と逆さまにしても接眼レンズが抜け落ちてきません! これってフィールドで使うにはありがたいことです。
ただし私の手持ちのレンズとの組み合わせがたまたま良かっただけかもしれません。皆さんがレンズを落として壊しても何の責任も持ちませんので無理に試さぬようにしてください。

【照明装置:百均LED&コンデンサー】

レンズ交換で解像力は上がりましたがこのままでは被写界深度が浅くなってしまいます。そこで追加工作したのがコンデンサー付きフィールドライトです。これもNikonS型のコンデンサーを活用し百均のLEDライトと組み合わせました。
もちろん片手で持つことを前提にしてあります。
これでミジンコのように厚みのある被写体の全体像もバッチリ捉えることができるようになりました。複眼にフォーカスを合わせても殻の模様まで見ることができます。

【ステージはまだ改良の余地ありか…】

これに使うステージは塩ビのチューブとアクリル板をカットして貼りつけて作りました。当初は3.5cmシャーレを使うことを前提にしていたのですが改良型ではスライドガラスを使えるようにもしてみました。

【TG-6で飛ばしてiPadで受ける】

これに合わせて使うのはオリンパスのTG-6です。簡単に写真も動画も撮影することができます。(アダプタについてはこちらをご覧ください)
TG-6はWiFiでタブレットにつながるので本体より大きな液晶で見ることができるようになります。