食虫植物を手に入れるには

自生しているものの多くは採集禁止。そこで購入するなど入手する時のポイントをご紹介します。

基本的に採集はできません

食虫植物の多くは自生地での採集が禁止されています。
また自生地のものは微妙な条件下で生きているものが多く、持ち帰って育てようとしても環境になじめずダメになってしまうことが多いと言われています。

購入するには

最近では植物園や園芸店、ホームセンターでもかなり状態のいいものが置かれるようになりました。以前はハエトリグサの葉がほんの数ミリしかなくて小さなアリさえ入らないようなものが売られていましたが、最近はかなり大きな葉をつけたものがよく見られるようになりました。

信頼できる業者をネットで探す

珍しいものや大きなものなど少し値の張るものになると店頭ではなくネットからでないと購入できないこともあります。
最近はネット購入ができるようになりましたので、よく調べ、信頼できるところで購入されれば「最適栽培環境」から短時間で入手できます。
また仕入れて販売するだけの店舗では店員さんが食虫植物に詳しくないこともありますが、実際に育てている人に直接聞くことができれば育て方などの詳しい情報をもらえることもあります。

季節になったら早めに行動!

実際に栽培している業者さんを訪れて購入できれば理想ですが、なかなかそうもいきません。
そこで園芸店やホームセンターなどで直接購入することになるのですが、食虫植物の盛りは夏場。いくら最高の状態で出荷された食虫植物でも、お客さんのためにと冷房の効いた店内に置かれていたり、屋内で日当りが悪いなど過酷な環境下では時間が経つにつれて弱ってしまいます。
季節が近づいたらお店に入荷のタイミングを聞くか、こまめに足を運んで入荷したてのものを購入するのがポイントです。

選び方の基本

単なる大きさだけでなく、新芽がしっかりしたものを選びましょう。
調子の良い個体はよく粘液を出しています。見た目で元気のない個体は十分な生長は難しいです。開花している株は花を咲かすこと、種子を残す事に体力を奪われてしまい枯れやすいです。