撮影スタイル|注意事項

2015.7.31改
慣れない撮影にはトラブルがつきもの。これまでの経験から注意していただきたいことをピックアップしてみましたので是非ご覧ください

【例1:拡大したら商品に傷が! =事前に商品をチェックしてください】

ある商品の部分拡大撮影の仕事をいただき、商品と指示書が送られてきたのですが…商品に傷がありました!
この仕事では複数日の撮影をご依頼いただいていたので別の日に回しましたが、日当で作業をお引き受けした場合は指定日以外の撮影は別料金となりますのでご注意ください。
肉眼で見て気がつかなくても拡大すると傷も拡大。事前に虫めがねで見ておくなどのチェックは必要です。

【例2:本当に顕微鏡の倍率が必要ですか? =弊社でなら対応できることもありますが】

具体的な商品名や内容は言えませんが「ある商品の一部を[顕微鏡で]撮影して欲しい」というお話しをいただきました。事前のやりとりから私の経験ではあまり大きくし過ぎない方がいいのではないかと…。
このお客様は弊社にお越しいただくことになっていたので接写システムも用意してお待ちしたのですが、結果的にはマクロサイズが目的にあいました。
弊社では日常から顕微鏡も接写システムもすぐに使える状態にありますが、もし出張撮影で顕微鏡しかなかったら対応不可という内容でした。

【例3:撮影時間を多めに取ってください】

ある商品の出張マクロ撮影でのお話し。先方の予定は3時間を予定とのこと。私が撮影内容を聞いた限りではとても収まるはずがないのですが…。
拡大すると画面内の揺れ、モノの傷や汚れ、向きや角度のずれなどすべてが強調されることになります。それらを1つ1つ除いていくためには時間がかかります。もちろんライティングも非常に微妙な作業になります。

【例4:どこで撮影しますか?】

スポンサーの担当者の方から制作スタッフまで6人での撮影がありました。当初、撮影スタジオとの連絡をいただきましたが、制作会社さんの会議室等への変更を提案させていただきました。
通常のマクロ撮影では正規(?)スタジオの機材は使わず防音設備も必要ありません。ある程度しっかりしたテーブルさえあれば小道具類の充実などが優先されます。また次の撮影が入っていると撮影が終わっていなくても追い出されかねません。

【例5:事前チェックが必要な被写体】

人間の目はいろいろと補正を行います。一例がフォーカスです。人は無意識に立体物全体を把握していても実際の撮影では「一カ所にしかピントが合っていない」ということもあります。 「どう見えるか事前に判断したい」というご依頼に事前テストを行うケースもあります。テスト内容によっては無償とはいえませんが、撮影前提であれば簡易テストをさせていただくこともございます。

【例6:ミクロ・マクロ撮影と一般撮影は別物です】

出張マクロ撮影で「一眼レフカメラを使うのだからついでに商品も撮ってください」と言われたことがありますがそれはできません。マクロ専用レンズは一般撮影には使えず、Lumixで使えるレンズもありません。
弊社内であれば時間内で通常のビデオカメラ(NX-5J相当またはXA20)で対応いたしますが、出張時には三脚や照明等を合わせて機材量が増えますので追加機材として見積もらせていただくことになります。

【例7:ミクロ・マクロでの録音について】

一般撮影用のカメラ(=キャノンタイプ)ではガンマイク、ピンマイクを使用していますが、ミクロ・マクロ撮影では音声収録は準備しておりません。LumixGH4には内蔵マイクがありますのでメモ代わりとしての音声記録はまでとさせていただきます。

【例8:極端に拘束時間が少ない&スケジュールがない? =値引き例】

撮影をお引き受けすればその日は別の仕事は入れられません。たとえ1時間の拘束でも1日分の費用をいただくのが基本ですが…。すでにお付き合いのある方から「ホームページのあのパターンで撮ってくれませんか」とのお電話。期限は「10日以内であればいつでも可」「素材も傷むものではない」とのこと。さらに撮影が終わったらこちらの都合に合わせてピックアップしていただけるとのこと。値引きの対象とさせていただきました。

→さらに詳しことは直接メールでお問い合わせください。