田んぼの学校2015|種籾の準備

田んぼの学校2015|種籾の準備(2015.4.12)

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【はじめに】

最初の授業は「種籾の準備」です。
種籾はいきなり田んぼ全体に播くわけではありません。まずは水に浸けて根が出たところで苗床に播きます。
生徒は入校式で渡された種籾(銘柄:マンゲツモチ・もち米)を自宅で準備します。

【種籾の選別:塩水選】

良い種籾とは成長に必要な栄養がいっぱい詰まった重い種籾です。
これは比重で判断します。昔は泥水での浮き沈みで選別していたようですが、「田んぼの学校」では塩水で選別します。
基準は「比重1.08」、水100ccに対して塩8グラムを溶かします。
ここに種籾を入れて軽くかき混ぜます。表面張力で浮かないようにするためです。
そして浮いたものを除いて沈んだものをしっかり水洗いします。

【水に浸ける】

洗った種籾を水に浸けます。浸ける期間には「合計100度」という目安があります。
これは「気温×日数の合計が100」ということで、気温15度なら7日、気温20度なら5日ということになります。
種まきの日が決まっている時はここから逆算しますが、必ずしもこの通りにはならないので少し早めに始めると良いでしょう。
育ち具合の目安は根や芽が1ミリになったところ。あまり育ってしまうともやしのようになってしまうので、その前に水を切って冷蔵庫で保存します。