これが最後の顕微鏡⑩ ツァイス・スタンダード14

私の周りにいる何人かの顕微鏡ユーザーから見せられて羨ましく思っていた顕微鏡ですがようやく手に入れることができました。仕事とは関係なくとにかく可愛い! いてくれるだけでいい顕微鏡です。(2024.8.7〜)

【スタイルがいい!】

Standard14はスタイルがお気に入りなんですよね。曲線美が素晴らしい! オマケに小ぶりなボディで顕微鏡としては軽めながらも作りはしっかりしているので食卓周りでも比較的簡単に移動させることが可能。さすがはCarlZeiss製品です。
元のユーザーさんはStandardでかなりの仕事をさせようとしたのですが足りないパーツが欲しくて2個1にしたとのこと。こちらは残りものですが各部の動作自体は問題ありません。

【仕事用ではなく毎日の観察に!】

古い機種なので各種パーツを揃えられる可能性は低く(中古があっても高くて手が出ないでしょう)仕事に使うことは考えません。対物レンズも同じシリーズで揃えることはできていませんがそれでもいくつかの中古品は手に入れて少しグレードアップも果たしました。

【照明装置も加工済み】

譲ってくれた元ユーザーさんは機械工作も達者な方で照明も自作。LEDも色温度の優れたものが選ばれているので気持ちよく観察することができます。
接眼レンズの視野数もこの時代のものとしては大きく(20だったかと思います)これも気持ちよさを後押ししてくれています。

【コンデンサー・バネ式の交換パーツ】

コンデンサーは位相差仕様なのですが位相差レンズは1本だけ。元々明視野オンリーのつもりでしたが何と元ユーザーさんは自作の暗視野パーツを組み込んでくれていました! これで明視野と暗視野は併用できます。
この顕微鏡で面白いのは鏡筒とコンデンサーの交換がバネ式であることです。常に自宅に置いておくので鏡筒を交換することはないのですがコンデンサーは2つあり目的によって使い分けるので今後その耐久性を実感することになるでしょう。数十年使っても耐えられるものを作るというCarlZeissの自信が感じられます。

【撮影はTG-6メインで】

三眼鏡筒なのでその気になれば一眼レフカメラも使えるのですがそれは仕事用の顕微鏡にお任せです。
ただちょっとメモりたいこともあるかと思い投影レンズも付いていたので専用のTGアダプタは作りました。

【最後に残すのはこれ!?】

ピンピンコロリを望むもののその前に徐々に身体が衰えるかも。重いものも持てず目も悪くなって顕微鏡仕事を諦めたとしても最後に1台残すとしたらこれになるのでしょうか。