田んぼの学校2015|籾摺り~精米(2015.11.15)
収穫祭を一週間後に控え籾摺り~精米が行われました。
【昔のやり方は】
昔のやり方を知ってもらうためすり鉢と軟球を使った籾摺りを体験しました。強すぎず弱すぎず、適当な加減が必要です。
もちろんこれでも近代的ですが(?)でもさすがに時間がかかりますね。それ以前はどうやっていたのでしょう。
【やはり機械はありがたい】
田んぼの学校でも機械を導入していますが原理は同じ。中にゴムのローラーがあり適度な力を加えて籾殻を取り除くのです。途中で籾殻を吹き飛ばして精米を進めます。これをやった方が作業が速く進みます。
【だんだん量が減っていく】
稲刈りから脱穀、籾摺り、精米と進むとだんだん量が減ってきます。半年かけて育て、刈り取って稲架(はざ)掛けしたときにはあれだけあったものが、この数袋に入ってしまうと改めて大切なものという気持ちになります。
保存するには玄米にしておいた方が良いのですが精米まで済ませてしまいます。一週間後の収穫祭では餅をつき、自分たちで作った米を配るのですが、生徒全員が精米器を持っているわけではないので。
【収穫量は?】
この田んぼでは例年120キロ前後の米が収穫できていますが、今年は100キロ弱で2割近くも少なかったことになります。過去にも水不足や冷夏の影響で極端に収量が少なかった年がありますが、今年は夏場の長雨が大きく影響したのでしょう。
農家であれば大きな収入減。また地球規模で考えても人口増加が進めば由々しき問題となるのです。