これで使える顕微鏡・初級編(02):観察の準備

あまりに常識的なことはくどくど書きたくありませんが念のための覚書とします。(2019.8.15より)

【顕微鏡を置く場所は】

・顕微鏡はしっかりした台の上に置くこと
・余計な光が当たらないところを選ぶこと
・椅子は楽な姿勢で接眼レンズが覗ける高さにしておくこと=これって普通の勉強にもつながるよ!
・使わない時はカバーをかける。高級な顕微鏡を買うとナイロン製のカバーがついてきます。ビニールは静電気でホコリがつくことがありますが、それでもないよりはいいと思います。(私も足りない分はビニールをかけています)
あとは自分で考えてもらうとしましょう。

【鏡筒の向きを変えること・プレパラートを見ながら操作するのが人間の常識!】

NikonGH2は鏡筒をネジで留めるようになっています。木箱への収納時には接眼レンズの先端をアーム側に向けておき観察時にステージ側に向けるためであり、さらには三眼鏡筒や直筒など目的に合った鏡筒への交換も可能にしています。
プレパラートをステージにのせたり倍率を上げるためにレボルバーを回すなど、顕微鏡を使う時にはステージ側(=アームと反対側)から操作するのが人として正しい行為です。
ところが書籍や顕微鏡メーカーがネットで公開している動画にはアーム側からのぞいているものがたくさんあります。何と「のぞいてびっくり!顕微鏡」の巻末でもアーム側から見ています。

【アーム側から見なければいけない理由】

1つはミラーを使った照明の問題です。ミラーに光源を向けるためにはからだがあってはじゃまになります。そこで仕方なくアーム側にからだを置くことになるのです。これはミラー以外の照明を使うことで解決します。
もう一つは接眼レンズが真上に出ていてる顕微鏡を使う場合です。顕微鏡を傾けた方が楽に観察できるのですが構造上アーム側へ倒さなければなりません。これは接眼レンズが斜めから見られるようになっている鏡筒のついた顕微鏡を選ぶことになります。

【観察に必要なもの】

何を見たいかにもよりますが、これくらはあった方がいいよというものをあげておきます。
・スライドガラス:観察したいものはここにのせます。
・カバーガラス:といいながらビニールのものなどもありますね。できればガラスの方がきれいに見えます。
・ピンセット:ピンセットの先端はいろいろな形のものがあります。作業によって使い分けたいものです。
・ピペット:シリコンのゴム球にこだわってほしいですね。赤はダメです。
・シャーレ:最初のうちはあまりこだわあなくてもいいかな?
比べてみないと良い道具と悪い道具の違いはわかりません。チャンスがあったらいろいろな道具を使比べてこだわりをもってください。

【お掃除道具(詳しくはこちらで)

・ブロアー:レンズなど傷つきやすいものについたゴミはまず吹き飛ばすこと!
・ブラシ:風で飛ばないものはそっとなでて取り除きましょう。ただブラシをキレイに保つはたいへんだからと初心者には薦めない人もいます。
・レンズペーパー:レンズを傷つけない柔らかさと埃がでないことが条件です。
・クリーニング液:汚れの種類によって使い分けが必要になります。
・キッチンペーパー、雑巾など…。

【何を見る? 見たいもの!】

教科書にあるものから見てみるのもいいですが、自分で見たいものを探す!
これぞ科学の基本です!!!

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