これで使える顕微鏡・初級編(07):照明について

顕微鏡を使うときに欠かせないものの1つが光です。照明装置をどうするかはちょっとした課題となります。(2019.8.15〜)

【オリジナルランプ】

NikonGHには専用のランプもあるのですが、一度切れたら高価なランプを買わねばならず(数千円?)古い機械であるため入手も困難です。オマケにブルーのフィルターによる色調整も必要で明るさもイマイチです。

【ミラー】

ミラーもあるのですがここにどんなライトを使って光を当てるかが問題になります。外部ライトは場所をとるだけでなく毎回条件が変わったりしてしまいます。顕微鏡を覗くときのからだの位置も限られることがあります。
本当はミラーを使うと光を当てる角度について学べるというメリットもあるのですがここでは省略します。

【ミラーは外して顕微鏡の会御用達・ショートランチャーに交換】

そこでオススメなのが百均で売っているショートランチャーです。LEDなので結構明るく電池もそこそこもちます。特質すべきはその形状で顕微鏡の下に収まるほど小さくペットボトルの蓋に入るのがポイントです。NikonGHのボディにはランプをつけるための5cmの溝が切ってあるのでここにホームセンターで買ってきたゴム板を置いてペットボトルのキャップを両面テープで固定してショートランチャーを差し込みます。顕微鏡の機種によってはL字金具を利用します。
もし明るすぎて眩しいときはティッシュペーパーなどを置いて調節しましょう。

【ショートランチャー使用上の注意点】

ショートランチャーをそのまま使うとLEDの電球が粒のように見えてしまいます。そこで拡散版を使います。NikonGHではコンデンサーの下にフィルターが入るようになっているので、ここに合うように切ったアクリルやビニールの板を入れることで面として照明できるように改良します。私はフィルターを直接手で触らないように写真のフィルムケースのキャップに穴をあけて貼りつけています。こうすることで暗視野、偏光観察への切り替えも楽になります。(詳しくは中級編で)
もう一つが色の問題でショートランチャーの光はやや青みがかっています。厳密な色を求める時は色についても調べて対応することが必要になります。

【私はパワーLEDを自作しています】

先の照明では倍率を上げたり、別に説明する暗視野や偏光での観察には光量が不十分になることがあります。そこで私はパワーLEDを使っています。色温度も5700Kと色もそこそこです。LEDは熱をもつのでゴム板の代わりに1cm厚のアルミ板を放熱板として使っています。
パワーLEDは明るすぎて目によくないこともあります。NDフィルターを利用する方法もあるのですが、私は光量調節ができるような工作をしています。詳しくは中級編か上級編で取り上げたいと思います。

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