これで使える顕微鏡・初級編(22):ミジンコを見る

ミジンコは普通に見てもいることがわかる大型のプランクトンです。位置合わせやフォーカスの合わせの練習としてもいいのですが何と言っても顕微鏡を使うことで見えてくる体の不思議さは実に魅力的です。(2019.8.15)

【入手について】

池や田んぼ(無農薬?)などのたまり水で見つかるはずです…。と言いながら私自身家の近くに適当な場所を見つけていないところがないのですが。もしいるならば熱帯魚用の網を使えば集めることができます。私たちが使っている網の一例はこちら。
一度見つけたら飼い続けると面白いです。体の作りの面白さや体の中で成長する卵の様子などを見ることができます。まさに生命が透けて見えます!

【ミジンコをプレパラートにする】

まずは観察用に一匹つかまえましょう。私は慣れているので容器にいきなりピペットをつっこんで追いかけますが、それが難しければ一度シャーレにあけましょう。まだ逃げられそうなら水を抜いて追い込みましょう。

捕まえたらスライドガラスにのせます。泳いでしまうと顕微鏡ではすぐ視界からいいなくなってしまうのでろ紙などを使って水を抜きその場から動けなくします。

【周囲の見え方は?】

水の量が適当でないとミジンコの周りが良く見えないかもしれません。水による光の屈折の問題ですがそれは中級編以降で話しましょう。ここでは乾かないように時々水を足すこととその微妙な加減をすることだけ覚えておいて欲しいと思います。

前のページ初級編のもくじ次のページ