これで使える顕微鏡・中級編(05):オススメ顕微鏡ライト・LED工作の一案

安価な顕微鏡を使う時の問題の1つは照明です。ミラーしかついていないと使い勝手が悪かったり、ハロゲンランプを使うような中古品ではすでに本体が壊れていたりランプの寿命が短い割には高価だったり入手困難ということが多々あります。
私は顕微鏡ライトを自分で工作をしたり人に頼んで作ってもらったりもしましたが最近見つけた明るさを調節できるNDフィルターがなかなか便利。出前用に作ったライトを紹介しましたがさらに改良してコンパクトにまとめました。(2020.7.17〜8.4改)

【パワーLED:安価で明るく長寿命】

LEDのメリットはまず明るいこと。倍率を上げて暗くて見にくいということが減るでしょう。ハロゲンランプと比べて購入価格が安価なのも魅力です。寿命が長いのはランニングコストだけでなく球切れの心配がなくなることで予備球の準備や交換時の芯出しの手間も省けます。
アルミ板に貼りつけれることで放熱もでき、50mmφで10mm厚のものを使えば私のNikonS型、G型、OlympusのHS、STにはピッタリはまります。
問題なのは明るすぎて目を傷めかねないことでいかに光量を調節するか。私はこれまでコントローラーを自作したり工作を頼んだりして手間も費用もかけていましたが…。
※注:本気になったら色温度や演色性にこだわる必要がありますがここではパス!

【肝は可変式NDフィルター】

そんな時に見つけたのが可変NDフィルターです。私が使っているのはND2~400というもので、おそらく2枚重ねのPLフィルターの1枚を回転させて透過する光をコントロールしています。これを使うことで一番明るいときでも光量の半分をロスしますが、それでもハロゲンランプより明るく1/400まで光量を減らせます。
このパワーLEDは光が拡散して眩しいので遮光のための筒をつけました。
接着剤や両面テープでしっかり貼りつけてもいいのですが私は筒の上に滑り止めのゴムを貼るだけにしています。少しでも光が欲しいときに外すためです。

【電源は乾電池】

仕事場で使う時にはAC電源を利用しますが、狭いイベント会場などケーブルを使わない方がいいときは電池仕様がベター。
私の選んだLEDは単三電池3本で光るので単三電池4本仕様の電池ケースを使います。余った場所にはダミー電池を入れLEDにあった抵抗をつないでいます。
スイッチの耐久性は考えておいた方がよいと知人からのアドバイスがありましたが、1回に3時間以内で数回使った限りでは問題なさそうなのでしばらくはこのまま使ってみます。まねしてみようという方はこのあたりも調べてください。

【ご予算は3,000円未満!?】

誰もが簡単に顕微鏡を楽しむにコストは重要なポイント。購入金額を紹介しましょう。消耗品の単三電池は別とします(私は充電式を使っています)。
・LED:安いものを選べば約200円~(私は色温度にこだわって約700円)
・可変ND:約2,000円~(プラスチックかガラスかでも製品いろいろで高級品もあり)
・アルミ板:東急ハンズで330円
・電池ボックス:秋葉原で200円未満
・筒(光よけ):ホームセンターで買ったパイプ約150円をカット
・はんだやゴム板などはノーカウント
以上、安く済ませるなら3,000円で足りるはずです。
まずは乾電池仕様を紹介しましたがLEDに合わせてAC電源にすることもできるでしょう。次の課題です。

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