これで写せる顕微鏡(04):あると便利な周辺機器

顕微鏡撮影にあれば欲しいものがいくつかあります。(2020.8.18~)

【モニター(HDMI)をつないでフォーカスチェック】

今時のデジタルカメラの背面には液晶モニターがついています。固定標本なら時間をかけて部分拡大して…と言うこともありますが、動く被写体ではこの小さな画面で正確にフォーカスを合わせるのは困難です。
私は自宅撮影では常に大きなモニターにつないでいます。HDMIケーブルでつながるものならテレビでもパソコン用でもよいでしょう。
ただし厳密な色が出るかどうかは別のお話し。そこまで求める方はご自分で調べてください。

【注意点:4K撮影には4Kモニターを!】

かつて私はスペースの都合から20インチちょっとのパソコン用ハイビジョン解像度のモニターを使っていたことがあります。これでフォーカスを外したことはないのですが…。
ある時出先で40インチの4Kモニターにつないだらカメラのセンサー上の小さなゴミに気がつきました。これは先のモニターでは認識できなかったのです。やはり画像のクオリティに合わせたモニターが必要と実感し撮影用には32インチ以上の4Kモニターを使うようになりました。

【ブレの防止にはレリーズを使う】

写真、動画を撮ろうとカメラの本体のシャッターボタンを押すとブレの原因になります。
そこで使うのがレリーズです。カメラにケーブルをつないでこの先でシャッターボタンを操作します。
少し前に知ったことですがただレリーズをつなぐリモート端子のついていない機種もあるので購入前にはチェックが必要です。

【別法:スマホまたはPCからのコントロール】

スマホでコントロールできるアプリが提供されているカメラもあります。WiFi利用で直接手を触れないのでブレを軽減できます。
また無料で提供されているパソコンソフトもあるので試す価値はあるでしょう。パソコンにデータが記録されるのでNGカットを捨てたり内容別に整理するのも楽になります。
このページを作っている時点ではまだ導入していませんがテザー撮影が有効な場面がありそうなのでいずれ試してみるつもりです。

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