これで使える顕微鏡・上級編(13):接眼レンズについて

昔は総合倍率を変えるために接眼レンズも複数用意されていたことがありますが、現在では対物レンズが性能や目的別に多くの種類があるのに対して接眼レンズはほとんど選択肢がなくなっています。それでもいくつかのポイントはあります。(2020.5.5~/2022.12.29改)

【コンペンゼーション=対物レンズとの組合せで】

私のページでもあちこちで書いているのですが、対物レンズで生じた収差を接眼レンズで補正するという場合があります。これはメーカーやシリーズが変わると合わなくなる可能性がありますので揃えておく必要があります。
これまでオークションで入手したものには実にデタラメな組み合わせもありました。私自身は基本的には部品狙いで調べているのでほとんど問題ありませんが、これから使う1台を買おうという方は要注意です。

【視野数】

覗いた時の視野の広さを表すのが視野数です。数字が大きいほど視野は広くなります。はじめてツァイスの顕微鏡を見せてもらった時にはその視野の広さと明るさに体験したことのない世界を感じました。
とは言っても視野数の大きな接眼レンズは限られています。接眼レンズから顕微鏡全体を決めていくかというと、私自身は考えたことがありません。
私のAxioPlanは23、NikonはCFW10xは18だったと思います。まあ慣れてしまえばそれはそれです。

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